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2018.2.10

プリント手法の紹介【抜染プリント・着抜プリント】





抜染プリント・着抜プリント

抜染(ばっせん)は漢字のとおり、染めを抜く手法。本来日本の浴衣や着物の染め付けなどで使われてきた日本古来の伝統的な技法を、シルクスクリーンと組み合わせることで現代的に昇華し、Tシャツなどのデザインへと利用することで個性的な製品を生み出すことができます。

通常のプリントは生地の上にインクを印刷しますが、抜染プリントは、染められた生地の色を抜くことで、生地との色差を生み出しデザインを表現します。

通常、色の濃い生地に染み込みプリントをすると、生地の色にインクの色が負けてしまい、発色が悪くなってしまいます。そこで、色の濃い生地にもインクがみえるようにプリントするためにラバープリントをします。
ただ、ラバープリントの場合、生地の表面にインクがのるので、染み込みプリントのようなインクが染み込んだ風合いのよいプリントにはなりません。そういった質感や風合いを好まない場合に使うプリント手法が抜染になります。元の生地色を脱色するので、生地の風合いを損なわない、柔らかな仕上がりになります。

この抜染を利用し、抜染と同時に着色する「着抜プリント」という手法もあり、抜染剤に染料または顔料のインクを配合することで、抜染と同時にカラーでプリントすることもできます。

写真は着抜プリントで、抜染と同時に顔料でプリント。
黒ボディへのプリントなのにしっかりボディの生地目が出た風合いの良さがわかるのは着抜プリントならではです。

綿100%の生地のみに可能な手法で、色の抜け方や、着抜の際の色の出方が同じ生地でも個体によって変わることもある為、やってみないとわからない部分があったり、プリント後に洗濯と乾燥を繰り返す為ボディがとても縮むなども起こります。通常のプリントよりも扱いが難しくプリントの手間や工程も多い為コストは高くつくなど、融通の利く手法ではないですが、 柔らかな風合いや仕上がりに特にこだわるアパレルブランドさんなどにはオススメです。

そして、ボディですがここ最近のオススメは「AAA」です。ベージックでタフな生地。世の中に出回り続けている他社の中国産のボディとは一線を画すメキシコ産でアメリカンな雰囲気。綿100%なので抜染にも使用可能です。抜染ならずとも「AAA」是非お試しください。